酵素の役割

酵素は、大きくわけると「体内酵素」と「体外酵素」の二つに分類されます。

体内酵素は体の中で合成される特殊なたんぱく質で、潜在酵素とも言われます。現在、人間の体内だけでも約5000種類の酵素が発見されています。一方、体外酵素は食物から摂取して取り入れる酵素のこと。体外酵素は、食物に含まれている酵素を食べて摂取する酵素のことで、「食物酵素」とも言われます。

さらに体内で働く酵素には、消化・吸収に関わる「消化酵素」と、新陳代謝や有害物質の除去、自然治癒力、免疫力向上、細胞の修復やリセットに関わる「代謝酵素」の二つに分けられます。

人間の体は、絶えず消化・吸収・運搬・代謝・排出を繰り返していますが、これらのプロセスに酵素は必要不可欠です。
通常の生活を送っていると、ほとんどの酵素が消化酵素として使われてしまい、代謝酵素として使われる分はごくわずかです。