酵素が一生の間にどの程度作られるのかは、胎児が母親のお腹の中にいる、
9週から12週の間に決まると言われています。
胎内環境(母親の食生活やストレス、有害物質の暴露状態、炎症状態)がとても大事になります。
また、年齢によっても分泌量が違う酵素も多く、若いころには特定の酵素が大量に分泌されるようにできています。
例えば、活性酸素を除去してくれる「SOD」という酵素は、30歳を超えると急激に分泌量が低下していきます。
そのため、シミやシワが出てきたり、病気を発症させたり治りにくくなったりしてしまうのです。
酵素には働きやすい環境があります。
酵素をよりよく働かせるためには、まず「身体を温める」ことが大切です。
体温を上げることで酵素の働きが活性化します。
そして同時に、胃酸を抑える薬などで胃の中のpH(酸やアルカリの指標)を上げないこと。
胃腸の中は各箇所によって最適なpHが決まっています。
また、ビタミン・ミネラルも欠かせない存在です。
多くの酵素は、補酵素と言ってその酵素をより活性化させるために必要なタンパク質以外の物質を必要とします。
その酵素にゆるく結合して反応を助ける補酵素や一部の構成成分となっているもので
これらの多くがビタミン・ミネラルです。
一方、酵素を働きにくくさせるものは、砂糖やカフェイン、アルコール、食品添加物(保存料・防腐剤)、化学物質、有害金属や冷たいものなどがあります。
妊娠中は、母親の胎内環境をよくするために、身体を冷やさないようにして
酵素を阻害する物質をなるべくとらないようにすること、ビタミンやミネラルを豊富に
含む食材を摂ることが大切です。
酵素を節約して長持ちさせ、必要な時に使えるために、まずは酵素の特性も知っておく
ことが大切です^^
次回は「酵素の特性」についてコラムを書いていきたいと思います^^
お楽しみに☆